【過去の選手紹介】~vol4~ メディ・ベナティア(Medhi Benatia)
先日、ローマでも活躍したレアンドロ・カスタンが引退を発表しましたね。病気を乗り越えて活躍する姿はとても込み上げてくるものがありました。
今回はそんなカスタンとコンビを組んで鉄壁の守備を形成したCBを紹介します。
メディ・ベナティア(Medhi Benatia)
ローマには13/14シーズンの1年だけ在籍して、CBながら37試合5ゴールという素晴らしい結果を残しています。また彼が出場した37試合での失点はわずか27と守備の要としても頼れる存在でした。
そんなベナティアをざっくりと説明すると
フィジカル、スピードを備え、対人に強くバランス良く高水準なCBという印象です。
また足元の技術もしっかりしていて、所謂現代型CBとして完成度の高い選手でした!
トッティ&デ・ロッシ不在時にはゲームキャプテンを務めたこともあり、ガルシアローマにとっては欠かせない選手です
個人的にベナティア&カスタンのコンビはここ10年のローマでベストのDFユニットだったと思っています。
1シーズンのみの所属となるのでプレー集は少ないですが、鋭い読みと身体能力を活かし、簡単に前を向かせない、突破させない能力は当時のセリエでもトップクラスだったのではないでしょうか。
またセットプレーにも強く、ヘディングだけでなくアクロバティックなゴールも決めるなど得点能力も非常に高い選手であることがわかります。
このゴールなんかはカウンターの潰しからフィニッシュまでベナティアの良さが詰め込まれた素晴らしいプレーだと思います。
マシンガンパフォーマンスもカッコよかったですね!
このまま中心選手になっていくかと思われましたがローマでの大ブレイクの後、バイエルンミュンヘンに2800万€で移籍してしまいました。
移籍の経緯に関して揉めたりもしましたが、1年で獲得時の2倍の金額で売れた事に加え、後釜にマノラスが来たのでお得な取引だったと言えるのではないでしょうか。
移籍後はバイエルンやユヴェントスで数々のタイトルを勝ち取り、カタール、トルコとクラブを変え、21年の11月に現役を退きました。
そんな完璧超人にみえるベナティアですが
エスコートキッズが濡れないようにペナントで雨除けしたり、
表彰式で美女に握手を求めて無視されるなど
お茶目で可愛い一面も持ち合わせています。ギャップ萌えってやつですね❤️
ローマ愛も強いようで同胞のツィエクにローマ移籍を勧めたり(モンチがツィエク獲得を見送ったらしいですが)、最近もローマを訪れたりと引退後も楽しくやってる様子です。
実績が充分なだけに今後指導者になるのか別の道を歩むのか気になるところではありますね
ベナティアについて気になった方は是非YouTubeやらでチェックしてみてください!